MLS New York City FC vs Toronto FC@Yankee Stadium

MLSの1試合当たりの平均観客数は2010年で13,756人だったのに対し、2016年には22,106人まで伸びているそうです。（参考リンク：MLS attendance, TV ratings up in 2017）

ちなみにJリーグ（J1）は2017年のデータですが、平均観客数は18,883人だったので負けています。（参考リンク：Jリーグの2017年の観客動員数を集計してみた）

さて、日曜日に時間があったので、Yankee Stadiumでも行ってみるかと思い立ち訪れてみました。

事前に調べてMLSのNew York City FCとToronto FCの試合が行われていることはわかっていたので、「野球の球場がサッカースタジアムとしてどう利用されているか」見てみたかったという気持ちもありました。

到着しました。やっと生で見れたYankee Stadium。歴史、伝統のある美しいスタジアムです。

それにしても混んでいる。試合始まってますけど。(試合開始20分頃の様子)

チケット売り場に行き、一番安い30ドルのチケットをとりあえず購入。

もちろんこちらでの手荷物検査も入念に行われていました。化粧ポーチの中身まで見られます。

グッズ売り場も、全てNew York City FCの商品になっています。

（中には一部Yankeesのユニフォームも置いてありました）

試合のたびに総入れ替えなのですね。

一番安いチケットだったので、ほぼ立ち見席でした。

私はサッカーの試合自体にはそこまで興味がなかったので笑、スタジアムの様子、そして観客の様子を観察していました。

まずスタジアムの様子をパノラマビューで。

やっぱり野球球場ですね。

しかしうまくサッカースタジアムとして使用されてます。

しかし、サッカー専用スタジアムと比べてしまうと、少しピッチとの距離が遠いかなと思います。

ぱっと見、ここ（赤枠）もったいないと思ってしまいます。笑

観客席を作ることはできないんですかね。

というか専用スタジアム作らないのでしょうか。

続いて観客席の様子ですが、これが一番衝撃でした。

勝手な思い込みで、MLB観戦のようにビール飲みながら、友達や家族と会話しながら試合を観てるのかと思ったのですが、、

まるでJリーグの応援。。太鼓に歌に、、、逆にカルチャーショックでした。

ゴールした際も大盛り上がり。

野球の応援とここまで違うのかと衝撃でした。

やはり根本的にスポーツの特性が違うので、応援スタイルも違ってくるのでしょう。

気軽な気持ちで訪れたYankee Stadiumですが、サッカースタジアムになった姿を見ることができ、いい経験になりました。

個人的に、このように一つのスタジアムやアリーナを複数のスポーツで併用することについて興味があるので、またこのテーマについても記事を書いていければと思います。

ニューヨークにはもう一つ「New York Red Bulls」というチームもあるので、そちらの試合もニューヨーク滞在期間中に観に行ってみようと思います。

ちなみに前述したベッカムですが、MLSに新クラブを設立し、2020年から参入するそうです。

ここで驚きなのが、その経緯。

ベッカム氏が新クラブ設立を発表！　MLS参入決定「マイアミが夢を叶えてくれた」

上記記事によると、ベッカムが2007年にMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに加入した際、契約に2500万ドル（約27億円）で新チーム設立の権利が与えられるオプションが含まれていたそうです。

現役引退後の2014年2月にそのオプションを行使し、新クラブ発足を発表。2015年にはオーバータウンにスタジアムの土地を購入し、建設も承認されていたようです。

契約時にセカンドキャリアを考慮したオプションを入れる手法は、MLBやNFLでもよく行われているようです。

日本ではまだスポーツ選手のセカンドキャリアに対する意識が低いので、このような考え方が受け入れられるのはまだまだ先の話でしょう。。